個人年金の種類と加入手続き

個人年金の種類 その2

個人年金は、運用の種類でも2つの種類に分けることができます。比較的、この運用の種類が重要視されるといって良いでしょう。

 

個人年金に対してどういった事を望んでいるかという点において、この運用の種類というのは非常に重要です。自分の目的と種類内容をしっかり比較検討した上で、どっちが良いか選ぶようにしましょう。

 

運用の種類としては、まず変額型が挙げられます。簡単に言えば、これは金融投資ですね。保険料を納め、その保険料で保険会社が運用を行い、その運用成績によって保険金、すなわち年金の額が決まってくるという事になります。そのため、例えば一時払いで一気に支払った場合、運用が上手くいかなければ、保険金としてもらえる年金額が少なくなってしまいます。逆に、運用が上手くいけば支払った金額よりもずっと大きい額が得られます。

 

とはいえ、保険という事でギャンブル性は低いので、そこまで大きな額が動く事はありません。株や一般的な投資信託などのようなものと同じ感覚で、あんなに損する事があり得るのかと不安になる方もいるようですが、実際にはそういった自体にはまずなりません。

 

もうひとつは、定額型です。あらかじめ契約で将来の年金額を決定しておくというものです。ですので、仮に将来その会社が非常に上手く運用し、大きくなった場合でも、年金額は同じです。リスクとリターンを排除した方法ですね。

 

個人年金には安定を求める人がかなり多いので、比較的後者の方が人気が高そうに見えますが、実際のところはそうでもないようです。結果的に、銀行や郵便局に預けておくのとどれだけ差ができるのかという点において、まだあまりそのメリットが明確ではない分、二の足を踏む方も多いようです。